今月のみことば
十字架上のイエス
マリア様のご受難
皆さん、四旬節に教会はイエス様のご受難について
よく教えてくださっていますが、
マリア様のご受難についてあまり話し合われませんね。
実は、イエス様が生まれてから十字架の死まで、
いつでもどこでもマリア様はともにいて、一緒に苦しみ、
イエス様のご受難を分かち合われていました。
さて、皆さん、福音ではマリア様の苦しみについて、
何回言われているかご存知ですか。七回です。
一番目は、マリア様がイエス様を主にささげるため、エルサレムに連れて行った時です。
二番目は、ヘロデがイエスを探し出して殺そうとしているので、イエス様とマリア様が
エジプトに逃げた時です。ご受難の三番目は、少年イエスはエルサレムに残っておられましたが、
両親はそれに気づかなかったことです。
四番目のご受難は、イエス様が十字架を背負っていた道中、
マリア様がイエス様と会ったことです。ご受難の五番目は、イエス様が死ぬ前に、
ヨハネを通して、マリア様に教会を託したことです。
ご受難の六番目は、弟子がイエス様の遺体を十字架から取りおろして、
マリア様に受け渡したといことです。マリア様の最後のご受難は、
イエス様を墓に葬られたということです。
こうして、マリア様はイエス様と教会の母だけではなく、私たち一人一人の母なのです。
マリア様は私たちを心から愛してくださっています。
そして、皆さん!お祈りでマリア様に出会って、
楽しいことも、嫌なことも分かち合いましょう。♰アーメン。
         … 司祭 グエン・バン・ナン …

               (教会ニュース3月号より)



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